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世界各地から報告 現地レポート

2016/2/5
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ベルカガ、インドネシアにおける記念すべきリンパ系フィラリア症の全国制圧キャンペーンの開始

ジェニー(左)
アプリリア(右)
レポーターProfile
ジェニー ジャテミン
アプリリア ムスリマ イストゥアティ
エーザイ・インドネシア

 インドネシアは、2015年時点で、リンパ系フィラリア症(LF:インドネシアでは象皮病として知られています)の予防的な投薬治療が必要とされる人数が世界で2番目に多い国です。インドネシアは、1970年代からLFの蔓延を抑える活動を始めましたが、国土がたくさんの島々にまたがり、そのうえ医療従事者も不足していたため、現在もLFが蔓延しており、2014年のフィラリア感染率は4.7%でした。
 このような状況の中、世界保健機関(WHO)が制定した2020年までに世界的にLFを制圧する目標を達成するため、インドネシア政府は、2015年からの5年間、毎年10月をLF制圧月間(インドネシア語でベルカガ:BELKAGA, Bulan ELiminasi KAki GAjah)と定めることを2015年に宣言しました。

制圧キャンペーンのイベントの一場面

 2015年10月1日に、ボゴールで行われた全国制圧キャンペーンの第1回記念イベントには、政府高官や、他国政府の代表、企業、非政府組織(NGO)からの代表、メディアも含め、総勢3000人以上が参加しました。イベントの冒頭には、保健省のムルック大臣がスピーチをされ、疾患啓発を通じて2020年までにLFを制圧する目標を重ねて表明しました。その後、イベント会場の隣に設置されたブースで、LFの蔓延地区である地元ボゴールの住民を対象とした集団投薬を行いました。参加した小学生たちが石鹸で手を洗い、清潔で健康な習慣の大切さを示した後、保健省職員の指導に従って、DEC錠(ジエチルカルバマジン)とアルベンダゾール錠を服用しました。

保健省職員による正しい手洗い法の指導の様子

 私たちはLFの薬を提供する企業の社員として、集団投薬を観察しました。学生たちは、DEC錠は少し苦いと言っていましたが、ベルカガイベントに参加して服薬することを楽しんでいる様子でした。他の参加者からは、首都のジャカルタ近郊のボゴールでもLFが発症する事例があることを知り、疾患に対する認識が高まったと語っていました。

薬剤を服用する参加者

 エーザイはベルカガのために1億5100万錠のDEC錠を無償提供し、インドネシア国内の195地域で集団投薬が実施されました。私たちは、インドネシアにおけるLF制圧活動に貢献できることをとても光栄に感じるとともに、今後もベルカガが継続されて、目標が達成できるよう期待をしています。今回のキャンペーンから、LFを含む感染症の制圧活動には様々な関係者の協力と努力が重要であり、疾病の知識のみならず、清潔で、健康であるための生活習慣の教育も必要であることを学びました。
 エーザイ・インドネシアは、今後ともヒューマン・ヘルスケア(hhc)の企業理念に基づいて、2020年までにインドネシアがLFを制圧できるように貢献してまいります。

 
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